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勇者の赤いバッヂのkazu1961のレビュー・感想・評価

勇者の赤いバッヂ(1950年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-044 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋南北戦争を舞台に、北軍新兵が戦争の恐怖と戦いながらも成長していく姿を描いた、ジョン・ヒューストン監督の戦争映画の名作です。主人公には実際の第二次世界大戦の英雄オーディ・マーフィーを抜擢してその人間描写のリアリティを追求しています。

🖋俯瞰した戦争シーンと兵士の目線での戦闘シーン、そして兵士たちのクローズアップこれらが交錯する素晴らしい演出によって、戦争に立ち向かう個々の心情、自分自身との戦いなど、その心理描写の素晴らしさが本作での本質です。当然のことながら、その戦闘シーンも見どころですが(血生臭ささがないのがグッド!)、その中で前に進む兵士たちの心理描写が印象に残ります。

🖋邦題の”勇者の赤いバッヂ”とは名誉の負傷者に与えられるもので、立派に戦った証でもあります。勇者とは何か?考えさせられる作品です。

🖋クライマックスの戦闘シーンで負けたものの旗を勝ったものが奪うシーンが印象的、そしてそれぞれの個性のある顔のクローズアップと心理描写がとても印象的な戦争映画の名作です!!

🙂Story:(参考: Amazon)
1862年南北戦争、戦友達の前では強がっているが、実は日々戦場の恐怖に怯える北軍の新兵ヘンリー。そして、戦場に直面した彼はたまりかねて逃げ出してしまうのだった。 しかし、北軍の疾病兵達の行列に遭遇したとき、ヘンリーは自分の臆病さを恥じて、連隊に戻る決意をする。「勇者の赤いバッヂ」=「名誉の負傷」を得るために、、。

🔸Database🔸
・邦題 :『勇者の赤いバッヂ』
・原題 :『The Red Badge of Courage』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1951
・日本公開 : 1985/06/29
・上映時間 : 69分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョン・ヒューストン
・脚本 : ジョン・ヒューストン、アルバート・バンド
・原作 : ※※※
・撮影 : ハロルド・ロッスン
・音楽 : ブロニスロー・ケイパー
・出演 : オーディ・マーフィ、ビル・モールディン、ダグラス・ディック、ロイアル・ダノ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1862年、南北戦争の戦場。北軍の新兵ヘンリーは戦友たちの前では強がっていたものの、初めての実戦を前に怯え、ついには逃亡を図る。だが北軍の疾病兵たちを目のあたりにした時、ヘンリーの心に変化が……。スティーブン・クレインの小説「赤い武功章」を映画化。監督ヒューストンの意思に反し、スタジオ側によって20分以上を編集・削除されてしまった。
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