プライ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!のプライのレビュー・感想・評価

2.0
クレしん映画シリーズのワースト筆頭。

シロの命を救うか、地球人全員の命を救うかの天秤が物語の主軸だが全く広がりがない。そもそも、主人公のしんちゃん自身が天秤を感じておらず、全く葛藤がない。その上、野原一家全員がシロの命を救う方法を全く考えない。今作は総じて野原一家のIQが低い。あと、終盤で敵のボスが取る行動に理屈が不足し過ぎており、野原一家同様にIQが低い。

ギャグとミュージカルが致命的につまらない。ギャグに関しては、基本的にシーンのシチュエーションから強引な言葉遊びを作り出す戦法が多い。物語の流れに乗ってないも同然ゆえ、「え?それ無理矢理ギャグにする?」と終始に渡って疑問だった。ただ、うんちネタだけは笑える。ミュージカルも物語の流れに合ってない。抽象的or捻りのない語彙力で構成された歌詞をキャラが普通に歌ってるだけ。必要性を感じない。

終始、ロジックのない行動を取るキャラ。強引な言葉遊びによる笑えないギャグ。ケツだのウンチだのチチだのと連発する下ネタ。ただ歌ってるだけのミュージカル・シーン。シンプルにツマラン。加えて、下ネタの多さはPTAお怒り案件だろう(笑)


⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐
演出・映像   :⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐
設定・世界観  :⭐⭐
星の総数    :計8個
プライ

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