kazu1961

キサラギのkazu1961のレビュー・感想・評価

キサラギ(2007年製作の映画)
4.0
▪️Title :「キサラギ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2007/06/16
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :
第50回(2007年度)ブルーリボン賞・作品賞
第31回(2008年)日本アカデミー賞・オールナイトニッポン話題賞(作品部門)、優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞・優秀助演男優賞(香川照之)
▪️Appreciation Record :2019-203 再鑑賞
▪️My Review
いやいや、本当に何度もの伏線回収とどんでん返し、お見事の一言!!御都合主義的な批判レビューも多くありますが、舞台やコメディ的な作品と割り切ればご愛嬌。それより脚本の秀逸さが目立ちます。私は大好きな作品ですね。
5人の男が集まった。愛するミキちゃんの追悼会として、思い出話に花を咲かせて盛り上がるはずが、「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」という一言から事態は急変してしまう。もしかして犯人がこの中に……!?次々と明かされる意外な事実。果たして如月ミキの死の真相は!?たった一つの部屋の中で生まれる謎は、誰も知らなかった思わぬ結末へと向かっていく……。という感じでのめり込んで鑑賞してしまいます。
物語のほとんどが、部屋の一室だけで繰り広げられる舞台劇のようなワン・シチュエーション映画。この設定が見事です。
そして、また5人の個性的な配役が絶妙ですね。「オダ・ユージ」という役をユースケが演じて「踊る」ネタをぶっ込んできたり、塚地が言い間違えて頬を叩くコントとか配役絡みのネタを突っ込んでくる場面は何とも笑えますね。
唯一、ラストの宍戸錠のシーンは不要かもとは思いますが。。。
エンディングで声優で歌手の酒井香奈子(現・さかいかな)さんが演じるミキ役を登場させたのもああなるほどと、影の主人公のキャラクターに納得!!歌った曲は「ラブレターはそのままで」
わざと音痴に歌っていて、振り付けはラッキィ池田が担当したそうです(笑)

▪️Overview
「ALWAYS 三丁目の夕日」の古沢良太によるオリジナル脚本を、佐藤祐市監督が映像化したサスペンスコメディ。B級アイドル・如月ミキの自殺から1年後、ファンサイトを通じて集まった5人の男たちが、ミキの死の真相をめぐって密室でスリリングな推理合戦を繰りひろげる。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、「ドランクドラゴン」の塚地武雅、香川照之ら、個性と実力を兼ねそなえた5人によるコミカルな会話劇に注目。
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