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自殺への契約書のHKのレビュー・感想・評価

自殺への契約書(1958年製作の映画)
3.2
CSのチヤンネルを変えてたら、リノ・ヴァンチュラとセルジュ・レジアニ(『冒険者たち』でも共演)がツーショットで出てたのでタイトル確認後に後日あらためてオンデマンド鑑賞。

名前だけは知っているジュリアン・デュビビエ監督(『望郷』『舞踏会の手帳』)とダニエル・ダリュー(『うたかたの恋』『ロシュフォールの恋人たち』)主演。
元レジスタンスのメンバー11人が戦後15年ぶりに集まり、裏切り者をみつけて裁くという舞台劇調の密室ミステリー(?)。モノクロながらクリアな映像。

フランスの11大スター競演らしいですが、私は上記の3人しか知りませんでした。ダリューはこの時40代ですけどキレイですね。
バンチュラとレジアニは若い。バンチュラは実際のプロフィールと同じく元プロレスラーというシャレッ気のある配役。役の上でも怪我をしたため引退したと言ってますが実話らしいです。この時代にTVのプロレス中継を皆で見てるのも意外でした。レジアニはキャストの中でもかなりの大役です。

個性的なキャラクターたちがそこそこ楽しませてくれて話も2転3転するんですが、いかにもフランス製といったモッサリ感で緊張感はほぼ無し。尺が短いから手軽に観れますが、印象はちょっと弱いかな。
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