ごく平凡な男が、突然神にメッセージを広めろと言われてしまう「耳をすませば」で有名なカントリーロードの原曲で知られる歌手のジョン・デンヴァーとジョージ・バーンズ主演のコメディドラマ。
神様と言っても風貌はごく平凡なお爺さんなのが特徴で突然タクシー運転手として現れたり（神だけに）神出鬼没。主人公が突然崇められてしまう存在になる所や拝金主義的宗教団体への批判は面白いのですが、神が語る言葉はどうも自己啓発本のような抽象的なものが多く特殊能力も突然車内で雨を降らせる以外は地味なものに終始。主人公にも能力が授けられるわけではなく仕事や家族含む現実的な問題が山積みなのにハッピーエンド的雰囲気で締めくくるのでモヤモヤが残る印象を受けました。
「エクソシスト」を例に挙げたり「神に誓って」ではなく「私に誓って」と言ったり、「アボカドは種が大き過ぎて失敗作」といったユーモラスな台詞が所々に有るのは良かった点と言えます。ストーリーそのものは嫌いじゃないうえになんだかんだシリーズ化しているのでピンと来るものが有るか確かめてみたい所。
「ハロウィン」シリーズのドナルド・プレザンスもちょっとだけ出演。
