空の落下地点

ウェンディ&ルーシーの空の落下地点のレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
3.0
ウンベルトDに似ていた。ウェンディ・キャロル、おとぎ話みたいな本名を持つ彼女は、過酷な現実を生きている。店員アンディの胸元に十字架のネックレスが下がっててムカつく。彼が行った正しさは、女性と犬を引き離しただけだった。財産にして家族。タイトルにあるように、ウェンディはウェンディでなく〈ウェンディとルーシー〉だった。まるで親権の剥奪。養えないのは彼女のせいではない。犬泥棒はヒーロー扱い。シンプルな映画だったけど、見捨てられた子どもみたいな髪型も効いてて絶妙に可哀想でした。
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