1959年 イギリス作品 監督はベイジル・ディアディン
昔のサスペンステレビドラマを観ている雰囲気の映画だ。何の予備知識なしで観たら、やたらストリート展開も役者の演技も古臭く、これは失敗だと思ったが、オチまでは観ようと我慢した。
テレビドラマの域を出ないので、要注意。
ロンドン郊外の遊園地で若い娘の惨殺死体が発見された。
彼女の名はサファイア、肌は白いが混血だった。
彼女には結婚を約束したディビッドという恋人がいて、お腹の中には3ヶ月の子供を宿していた。もうこれで犯人はある程度特定される。途中、観客の目を違う方向に向けさせる仕掛けもありはする。
殺しの犯人を追うのは、ハザード警部(ナイジェル・パトリック)とリーロイド警部(マイケル・クレイグ)。
背景には根強い黒人差別の問題が隠されていた。
メチャクチャ地味なこのコンビ。それだけに、ロンドンの警部らしくはある。
イギリス映画でこんな黒人差別の映画を初めてみた。アメリカと何ら変わらない差別があるのなには驚いた。
見たことがある俳優はほとんどいない。知ってるとしたらハザード警部役のナイジェル・パトリックぐらい。
どうしてこういう映画を観ることになったのか覚えていないが、「サスペンス」に騙されたのかもしれない。
2022.12.5視聴-533