「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」へ行くまえに『ベルセルク』3部作を復習、その2。
「蝕」を前にしての完全な「承」の部分だが、ベルセルク大好きな私には十分におもしろい。
100対1のガッツの闘い振りは、宮本武蔵の一条下り松の決闘のよう。
ドルドレイ攻略戦の軍師としてのグリフィスの手並みは『三国志』のよう。
ガッツとキャスカの束の間のロマンスも、「蝕」以降の2人の関係を理解するためにはここで見ておかなければいけないパート。
だが、こういう成功物語としての盛り上がりはここまで。
ガッツの活躍で一気に頂点まで極めた鷹の団だったが、そのガッツがグリフィスの元を離れた時、完璧だったグリフィスの野望への道が一気に崩れ去る。
グリフィス、絶体絶命のピンチにベヘリットが咆哮を上げる!
さて、次はついにあの「蝕」が描かれるパート3へ!