ボスニア紛争の犯罪人である男。通称フォックスを探して賞金を横取りしようと3人のジャーナリストたちが戦場へと向かう。
コメディとまでは言わないが、3人のやり取りが軽快であり戦場の重さはほとんど感じない。
サイモンとダックの腐れ縁に、新人のベンジャミン。
運転の際にギターを鳴らしているなど、まるでドライブ感覚なのもそれに輪をかけている。
時おり国連を批判するメッセージを入れ込んではいるが、さほど響いてはこない。
その意味では戦争批判コメディではない。
あくまでもフォックスを捕えようとする3人を楽しんだ。
リチャード・ギアとテレンス・ハワードのコンビに、ジェシー・アイゼンバーグが絶妙に絡んでいるのが面白い映画だった。