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アメリカン・サイコのkazu1961のレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「アメリカン・サイコ」
Original :「American Psycho」
▪️First Release Year : 2000
▪️JP Release Date : 2001/05/03
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-773 再鑑賞
🕰Running Time : 102分
▪️Director : メアリー・ハロン
▪️Writer : メアリー・ハロン、グィネヴィア・ターナー
▪️MusicD : ジョン・ケイル
▪️Cast : クリスチャン・ベール、ウィレム・デフォー、ジャレッド・レト、ジョシュ・ルーカス、サマンサ・マシス、マット・ロス、ビル・セイジ、クロエ・セヴィニー、カーラ・シーモア、ジャスティン・セロー、グィネヴィア・ターナー、リース・ウィザースプーン
▪️Review
本作も最終の判断を観客に委ねるパターンの作品でしたね。。。語り手がクリスチャン・ベイル演じる主人公だけに、その強い殺人願望、精神疾患からくる妄想だったのか、夢だったのか、現実と妄想の混在なのか、それとも最後の弁護士とのやりとりを考えた場合、事実を揉み消したのか、いろんな解釈が考えられますね。そういうストーリーや演出はなかなかの出来映えで、ブラックな笑いとアイロニーをこめて描いている作品なので楽しく鑑賞できます。
なんと言っても素晴らしいのがクリスチャン・ベイルの怪演。狂気の演技が、あまりにもぶっ飛んでいるのが一番印象に残ります。
ハロン監督は、ある程度見た人に解釈が委ねられるいわゆる「オープンエンド」にしたかったそうで、出来事の全てが主人公ベイトマンの夢の中の出来事であったという風に解釈されることを良しとしないとコメントを出しています。さてどうみるかは鑑賞者次第ですね。
一方でウォール街で働くバブルセレブたちの生き様の虚構やバブルの不条理性を描いている側面もあります。スーツのブランド、食事をするレストラン、名刺などカネと見た目で競う愚かさを風刺する多くのシーンがそれを物語っています。
本作、衝撃的な内容で話題となったブレット・イーストン・エリスの小説をメアリー・ハロン監督が映画化したサスペンス・ドラマです。

物語は。。。
80年代のニューヨーク。27歳のハンサムなヤッピー、パトリック・ベイトマンは一流企業の副社長。高級マンションに住み、美しい婚約者もいる彼は一見誰もが羨む生活を送っていました。しかし、彼の心の中には深い闇が広がっており、突如襲う衝動に突き動かされ、夜の街をさまよいホームレスや娼婦を殺害していたのでした。。。

▪️Overview
80年代、好景気に沸くニューヨーク。ウォール街にある証券会社のエリートとして誰もが羨む贅沢な生活を送るパトリック・ベイトマン。高級フラットに住んでデザイナーズ・スーツに身を包み、完璧な体型を維持するハンサムなヤッピー。社会的な成功をすべて手に入れたかに見えた彼だったが、物質では満たされない心の乾きを感じるようになっていた。次第に目立ち始める奇行、そしてついには殺人への衝動が抑え切れなくなり……。(引用:映画. com)
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