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華麗なる恋の舞台でのtulpenのレビュー・感想・評価

華麗なる恋の舞台で(2004年製作の映画)
3.8

これはもうアネット・ベニングを観る映画です。
“往年のプレイボーイ”だったウォーレン・ベイティを骨抜きにしただけのことはある。チャーミングなんですわ、表情がとっても。

『恋の掟』ではド・ラクロの古典的恋愛小説『Valmont』の侯爵夫人を愛嬌たっぷりに演じてたし、
『グリフターズ/詐欺師たち』ではアンジェリカ・ヒューストンと女っぷりの良さを競い合い 、
『バグジー』ではこれでもか!と美しいボディラインを見せつけ、
『心の旅』ではハリソン・フォードを相手に母性たっぷりの美しい表情を見せて女までうっとり・・・ 、
そして『アメリカン・ビューティー』ではアカデミー賞主演女優にノミネートされたけど
『ボーイズ・ドント・クライ』のヒラリー・スワンクにオスカーを持っていかれた・・・ 。

そして2004年 
再びこの『華麗なる恋の舞台で』でノミネートされたんだけど
どんな因縁か『ミリオンダラー・ベイビー』で再び
オスカーはヒラリー・スワンクの手に。
あんなにガッカリしたことはなかった。

あたしとしては、
この勝負はアネットの勝ち。
このクライマックスの爽快さはどうよ。
胸がすくとはまさにこのことだね。

大人の恋には余裕と
ちょっぴり意地悪な駆け引きが必要。
たまにはこんな映画もいいよー♪


静岡シネギャラリーにて。
2007.5/2 (39) 通算988本
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