朝鮮戦争における1953年のポークチョップヒルの戦いが題材とのこと。
考えると、日本人はたぶん朝鮮戦争のことよく知らない気がする。
もちろん大枠は知ってるけど、局面局面の戦闘のことはさすがにね。
当時ってそういうの逐一新聞とかで報道されてたんだろうか。
マーシャル准将の著作を基にしていて、
わりと史実に忠実に描かれているらしく、
主要な登場人物や部隊名なども実際のそのままだとか。
休戦交渉を少しでも有利に進めるために、
大局には関係ない些末な陣地の奪い合いをする両軍。
そんなことで気軽に進軍を命じられ死んでいく兵士たち。
意義の見出せない戦闘をただ遂行する士官。
大きな目的のためなら人命を犠牲にしていいのかという議論はいつの時代もあるけど、
じゃあこれってそもそも大きな目的なのかっていう。
劇中で描かれる、
中朝軍の米軍に対する放送での呼びかけみたいのって実際にあったのかな?
あるならそうとう高出力のスピーカーだなとか何とか。
「キング中隊のみなさん!」
って、
夜襲かけてるのにバレバレとか、
どんだけガバガバなんだよ。
そんなガバガバな状況でも突撃を強行するとか。
人の命の数で決める国境線。
そんな価値があるのか。