前作に引き続き、若々しいティーンムービーを観て心が浄化されたような気分。軽い気持ちで、他人の青春を覗いてみたい方にオススメ。中弛みを感じることがないテンポのよさもグッドでした。
幼なじみの女子4人組が、別々の場所で過ごす夏のエピソードを1本のジーンズでつなげる。4人それぞれが経験する大人への旅立ちを描いたのが前作『旅するジーンズと16歳の夏』（'05）。
本作は、その3年後を描いた作品です。みんな19歳になりました。もう大人ですね。４人がそれぞれ自分のことでいっぱいいっぱいになってきて、親友であってもすれ違いは多くなってきます。各々の人生が異なる方向に進む中で、4人を繋げていた1本のジーンズ以上のものが必要かもしれないと気付き始める、って話でした。
ギクシャクしはじめた関係を修復しようとしていくのもいいですね。どんな年齢になっても幼なじみと良い関係が続いているのは羨ましいな。
ブリジットのおばあちゃまを演じたブライス・ダナーはグウィネス・パルトローのお母さまなのですね。綺麗な方だなー、と思って調べてたら納得。そして『ツインピークス』（'90〜'91）の主役を演じたカイル・マクラクランもノンクレジットで出演していて嬉しい驚きでした。
今回もギリシャへの旅が印象的。崖にそびえ立つ白と青の建物に空とのコントラストが素敵で、そろそろ旅に出たい！って気にもさせてくれます。
また宝くじだな。
