酒は大したことはないけど肴は美味い
そんな居酒屋みたいな映画
採算度外視っつぅか若者に目もくれない作りがたまらない

拘り抜いたアクションがまた良いんだ
スピードローダーではなく一発づつ弾込めするのなんか最高すぎて笑ったもん

ラスト２０分からの展開なんかソコだけでＤＶＤ購入を検討するレベル
いやＤＶＤじゃない
Ｂｌｕ－ｒａｙで出せ！
ついでにカルロスと共犯者とＪＯＫＥＲも

渡瀬恒彦さんはやっぱりこうでなくっちゃ。
ヤクザの親分から「お前の命は明日まで」と宣告された探偵。滅茶苦茶忙しいなぁという夜が始まる。

リアリティや整合性を目指すなら、そんなことしませんでしょな物語の展開なんだが渡瀬さんの役名が「探偵」だけや主人公の運命が「情」で決定されなどある種のファンタジーでもある。どえらいバイオレンスなファンタジーですけど。
こうゆう映画はカーチェイスや銃撃戦は見所だろ！と少し多め。
至近距離の銃撃戦は新鮮。
東映時代みたいに大声あげてキレたりしないで静かに起爆寸前な渡瀬さんはセントラルアーツより。
VS半グレなのはおっさんの魅力増大させる。
ハードボイルドはカッコいいではなく、カッコつけることと再認識。

塚本晋也のバレットバレエを思い出したのは、俺だけ？

ハードボイルドってこういうことなんだなと思う。
最高。