クリプトン星人

刑事ジョン・ブック/目撃者のクリプトン星人のレビュー・感想・評価

3.0
「銃は人の命を奪うための道具だ」

当たり前の言葉がズドンとくる。

一番の教育者は豊かな自然。
そしてそれを伝える人々。

自然と文明を半々に享受したい。
文明過剰で自然が不足。今日もいつもの睡眠不足。
草を買うのにも金がいる。
人口植物で自然を享受。
環境音をBGMに。

生まれながらにして染められてるんだ。
汚れしか知らない文明の子供たち。

子供に銃を持たせてはいけない。
彼らにはまだ玩具の銃。

純然たる災害は享受しがたい。
いいからそいつを殴ってくれよ!
スカッとしたあとにモヤモヤする。
人間なんてそんなものね。

文字通り支え合って生きて行く。
楽しいときに踊ろうよ。

おしなべてみんな汚れてる。
健全さだけ享受したい。


ハリソン・フォード久しぶりに見た。
この時代の映画は包容力があっていいなあ。
もう安心感しかない。その胸毛の数、数えさせてよ。
子役のルーカス・ハースがなんたってかわいい。
目がグリングリンでなんてったってアイドル。
今で言う男の娘ですね。ありがとうございます。
紅一点ケリー・マクギリスは目が厳しかったり優しかったりで母のよう。
ずっと笑っててお願いよ。

そういえば、みんな目が印象的なんだ。
やっぱ人間自然がないと駄目になる。
目がいきいきしてるよ。木のせいかな。

この三人は理想的な関係性に見える。
きれいな三角形。もう付き合っちゃえよ。

ヴィゴがいたね。ヴィゴが。
ヴィゴ・モーテンセンが。隣で笑ってたね。
村人Aだね。いやVかな。

ロード・オブ・ザ・リング見直したいけど、長いんだ。
アーミッシュでなら見れるのに。
DVDもご法度だよね。
キャスター付きの椅子がいいなら許してよ。養父さん。村長さん。お願いよ。


1985年

文明を拒絶し、文化を重んじる宗教集団アーミッシュ。
ひよんなことから殺人現場を目撃してしまったアーミッシュの少年。
文明が生んだ魔の手が迫る。
その最初の被害者は、フィラデルフィア警察の刑事、ジョン・ブックであった。
アーミッシュの村に逃げ込んだジョンは、文明と文化の間に何を見る…。

見どころは、アーミッシュ村の牧歌的な生活様式とジョンと村人たちの交流だ。
サスペンスというより、ラブロマンスや、ヒューマニズムに焦点があたっている。
アマプラにハリソン・フォードの代表傑作と書いてあるが、代表でも傑作でもないだろう。
ただ、スター・ウォーズやインディ・ジョーンズにはない、魅力があるのは確かだ。

作品内では言及されていないが、アーミッシュには厳格な規律がある。
快楽を得ることは完全に禁止されている。

怒ってはいけない。喧嘩をしてはいけない。読書をしてはいけない。賛美歌以外の音楽を聴いてはいけない。

避雷針を立ててはいけない。高等教育を受けてはいけない。

化粧をしてはいけない。派手な服を着てはいけない。離婚をしてはいけない。

口ひげを生やしてはいけない。

交通手段は馬車である。そして男尊女卑である。

アーミッシュの女性は婦人用の帽子を被らなければならない。
浴室でのシーンには隠された秘密があったわけだ。
おっぱいは当然に規律違反である。キャスター付きの椅子はなんだか可笑しみがある。

一番興味深いのは「ラムスプリンガ」というパージ期間である。
映画「パージ」は見たことがないが、全てが合法化されるという点で非常に酷似している。
16歳から18歳まで親元を離れ俗世で暮らす。俗に言うヒャッハー期間である。

「飲みねえのみねえのみねえ、寿司をくいねえ寿司を……、もっとこっちい寄んねえ、おう、アーミッシュだってね」

そして、この期間で快楽の限りを貪り尽くした後、一年の猶予期間が設けられる。
「フォーエバー・パージ」に突入するか、村八分かを選択できるというわけだ。

一番ショッキングだったのは、犬の繁殖で利益を得ているということだ。
映画のように優しい世界ではない。

はてさてと、適当をこいてきたが、時代に合わせてそのライフスタイルは、日々常々と変化していることだろう。


文明と文化

知ることも知らぬことも

幸も不幸も

決めるのは私達である

選べるのは幸運だ


「正直は人の宝というもんだ」

「おめえの正直は上に馬鹿がつくよ」


人間ってそんなものね
https://youtu.be/UhzhhtegAEQ

TWICE「BDZ」Music Video
https://youtu.be/CMNahhgR_ss

ついにパージは最終形態へ!映画『フォーエバー・パージ』予告編
https://youtu.be/slTMHrUmS_Q