貝

フェイシズの貝のレビュー・感想・評価

フェイシズ(1968年製作の映画)
4.0
人間ってのは本当に愚かで惨めで醜くて愛らしいね。女をモノ扱いする男の醜さとそれを否定しながらも突き離しはしないしたたかさ、老いること、夫に愛されないこと、性的な魅力を失うこと。どれも対象として男がいてこその感情だから厄介だな。
「私は私」「私は私のもの」というマインドでいたいけど、それは結局"美しい女"が求められる世の中なら一生つきまとう不安。

表情がすべてを語っていて何もかもわかってしまう。私がこのドキュメンタリーの主人公ならまじで死ねるなってくらい裸になるより素裸。中年だろうが男だろうが女だろうが誰だろうが人は皆みじめな生き物だから、酒飲んで文句垂れて死にたくなってODしてもまたどうせ今日が始まる。とりあえず一服しよか〜〜
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