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スウィート・ロード
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目次

『スウィート・ロード』に投稿された感想・評価

ある事をきっかけに心を閉ざした少年を腹違いの兄が施設から連れ出しゲーム大会が催されるカリフォルニアを目指すロードムービー。当時子役で有名だったフレッド・サベージやブレイク直前のクリスチャン・スレーターが出演。

少年がゲームが得意なことからそれで旅費を稼ぎ、途中ネバダ州リノのカジノに立ち寄る点等から「レインマン」の影響も感じる今作、バラバラだった家族の再生を描くドラマとしてはちょっと弱い印象も否めませんが少年達を追う親達と賞金稼ぎのちょっとしたバトルや大会の会場となる場所でのアトラクション内の逃走劇も用意され気軽に観る分には結構楽しめ、「スーパーマリオブラザーズ3」「忍者龍剣伝」「ハイウェイスター」「ロックマン2」「忍者タートルズ」等当時のゲームが数多く取り上げられ台詞では「リンクの冒険」、コントローラーではパワーグローブも登場したりと任天堂の影響力の高さや80年代後半における北米のゲームカルチャーを知れる貴重な作品と言えるかもしれません。

89年の作品らしくニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックやボビー・ブラウン等のヒット曲も流れトラックの運転手役で「ラスト・アクション・ヒーロー」のブチギレ警部補を演じていたフランク・マクレーも出演。
tetsu

tetsuの感想・評価

4.0
大学で部活の後輩が激推ししており、VHS版をわざわざダビングしてくれたため、みんなで鑑賞。
(実際に観たのはだいぶ前。)

ある事情で、心を閉ざすようになってしまった少年・ジミー。
保護施設へ預けられてしまった彼は、腹違いの兄・コーリーの手によって脱走するが、親や賞金稼ぎなど様々な人間たちに追われることに……。
凄腕ゲーマーの顔を持つジミーは、道中で出会った仲間たちも引き連れ、カリフォルニアのユニバーサルスタジオで行われるゲーム大会へと向かう。

『ピクセル』や『レディ・プレイヤー・ワン』の先駆けとも言える元祖ゲーム映画。

おおまかなストーリーとしては、『スタンド・バイ・ミー』にも通ずる青春ロードムービーといった印象で、随所随所にゲームのプレイシーンが登場する作品。

また、任天堂がスポンサーとなっているため、発売前の『スーパーマリオブラザーズ3』や、手袋型のコントローラー"パワーグローブ"が登場したりする。
(そして、しれっと、元祖『スパイダーマン』こと、トビー・マグワイアさんのデビュー作だったりする。笑)

頼れる女の子が仲間になったり、イケメンなライバルが登場するなど、若干、『ハリー・ポッター』シリーズにも通ずる個性豊かなキャラクター設定も楽しい。

序盤はスローペースながらも、彼らが一同に会するクライマックスのゲームバトルは最高で、『ボヘミアン・ラプソディ』並みに後半の追い上げが素晴らしい作品でもあった。笑

そして、90年代アメリカを写し出した独特な空気感も魅力的。
テレ東地上波で放送されていたB級映画が好きだった自分にとっては、かなり、たまらない部分だった。笑

というわけで、隠れた名作といえる本作。
TV映画のように、若干、描き方の雑さはあれど、思いのほかホロリとさせられた結末には、期待以上の満足感が得られる傑作でした。

P.S.
ちなみに、激推ししてくれた後輩は、ペルーに行ったとき、初めて鑑賞したらしいです。(どういうことだよ。笑)

参考
AVGNが映画『The Wizard(スウィート・ロード)』とマリオ3をレビュー(EP46)のコンテンツツリー - ニコニ・コモンズ
https://commons.nicovideo.jp/tree/sm7073338
(現在、本作は廃盤。中古のVHSか海外版ディスク以外の鑑賞方法がないため、こちらの解説動画を参考にしてみてもいいかもしれません。)
ふき

ふきの感想・評価

2.0
"I love the Power Glove... it's so bad."

「ガルパンはいいぞ」の先駆けとなる(?)、「パワーグローブはいいぞ……かっこいいぞ……」を発したルーカス様が見られる名作中の名作。
パワーグローブをまとったルーカス様が『ハイウェイスター』をプレイするシーンだけで、本作を見る価値はある(断言)。

実態は、ネバダからカリフォルニアを目指す少年少女のロードムービーなのだが、正直出来はよくない。
まず全面的に、構成要素が噛み合っていない。どちらが先にあった企画なのか、ゲーム要素と、登場人物がカリフォルニアを目指す件が噛み合っていない。子供たちの動きと、「子供たちを追う保護者組」と「家出人保護のプロ」のコミカルな攻防が噛み合っていない。最終的な決着である「家族の絆の再生」と、クライマックスのゲーム大会でジミーが優勝する件が噛み合っていない。すべてがバラバラ。
理由のない「○○が上手い」で障害をクリアしていくご都合主義は不問としても、お話が行き当たりばったりな上に脈絡がなさ過ぎるので、いくつかある感動ポイントがどれも雰囲気だけになってしまっている。

ではゲームプレイやクライマックスの大会のギミックで面白がらせられるかというと、その完成度も低い。
本作はこの手の映画にしてはゲーム画面を映すカットが多く、特にゲーム大会では当時アメリカで未公開だった“あの”ゲームのプレイ画面をこれでもかと見せてくれる。なのだが、この大会がとにかく酷い。ゲーム画面に表示されているスコアや時間表示が台詞と違っていたり、ゲーム大会の決勝戦なのに(初プレイとはいえ)凡プレイで凡ミスを連発したり、五万ドルの賞金をかけた勝負の説得力はゼロだ。
「低クオリティだろうとゲーム画面を映せば子供は満足する」と思っていたのかもしれないが、ファミコンが好きだった子供時代に見た時こそ「ふざけんな」と思ったのだから、「子供向け」としても失敗している。

今回見返す目的だったルーカス様も、「パワーグローブはいいぞ」と言っていた時の存在感は一瞬で消え、相手を軽んじる発言を繰り返し、イライラして子分に八つ当たりし、勝負外で相手を陥れようとし、決勝戦中は露骨に焦るなど、極端に小物化してしまう。これではルーカス様ファンも納得できないだろう。

そんな具合に、ロードムービーとしてはトンデモ映画だし、ゲーム映画としてはゲームに愛があるとは言えない出来だ。
まあでも、アメリカにおけるファミコン全盛期の文化を垣間見られる点は興味深いし、ユニバーサルスタジオでは有名モンスターや「え、これ大丈夫か?」的キャラクターもいるので、全然楽しめないわけではない。
あと大人になってから見てビックリしたが、コーリーを演じるフレッド・サベージ氏の演技がいい。脚本や演出のお陰もあるが、一三歳にして演技の質が大人で、彼のシーンは色々と面白かった。
上記に挙げた悪いところも今となっては逆に笑えたし、見て損をしたとは言わない……かな?

『スウィート・ロード』に似ている作品

スペース・プレイヤーズ

上映日:

2021年08月27日

製作国:

上映時間:

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ジャンル:

配給:

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3.4

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