kazu1961

永遠の戦場のkazu1961のレビュー・感想・評価

永遠の戦場(1936年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-095 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋1人の女性モニークを愛した大尉ラロッシュと中尉デネ、互いに思いやりを見せながら展開していく三角関係を通じて、生きることの尊さ、そして戦争の悲劇をあからさまに浮立たせる演出は、ハワード・ホークス監督ならでは。

🖋そして細部までこだわった戦場シーンと戦闘場面も迫力があり、その中で死に直面する兵士たちの極限状況の人間心理を鋭く描いています。

🖋ラスト近くのラロッシュ大尉親子が自らの身を投げ打って爆死するシーン、父親の進軍ラッパに涙が溢れます。戦争の無意味さを追及する恋人モニークに反論できない新指揮官デネ。。。このシーンで戦争の無意味さを見事に突き、エンディングの曲がったラッパが全てを象徴しているようです。

😢Story:(参考:That’s Movie Talk )
1916年、第一次大戦下のフランス。フランス軍大尉ラロシュは、恋人のモニークに別れを告げて前線に向かう。その直後、ドイツ帝国軍の爆撃があるのだが、モニークは、ミシェル・デネ中尉に助けられる。
デネはモニークに一目惚してしまい、その後、戦場に向かいラロシュの部隊に赴任する。デネは、薬と酒に溺れているような、指揮官ラロシュに不安を感じるものの、部下は彼を信頼していた。その後、部隊は苦戦している前線へと向かい、厳しい戦いの後、後方に戻り休養を取り、デネは、従軍看護師であるモニークのいる野戦病院に向かう。デネと再会したモニークは、彼の優しさに次第に惹かれるようになる。そして、部隊は、前線に大攻勢をかけることになり、死を覚悟したラロシュとモニークとの関係をデネは知ってしまう。そして、補充兵を加えた部隊だったが、その中のモラン二等兵はラロシュの父だった・・・。

🔸Database🔸
・邦題 :『永遠の戦場』
・原題 :『The Road to Glory』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1936
・日本公開 : 1937/01/11
・上映時間 : 95分
・受賞 : ※※※
・監督 : ハワード・ホークス
・脚本 : ジョエル・セイヤー、ウィリアム・フォークナー
・原作 : ※※※
・撮影 : グレッグ・トーランド
・音楽 : ルイス・シルヴァース
・出演 : フレドリック・マーチ、ワーナー・バクスター、ジューン・ラング

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1916年、戦火のフランス。従軍看護婦のモニクはラロッシュ大尉と婚約していたが、空襲の最中にデネ中尉と出会う。前線では、有刺鉄線でうめき苦しむ二人の兵士を前に、デネは勇敢にも飛び出して一人を救い、ラロッシュは死にきれないもう一人の兵士を射殺したことから、2人は対立する。モニクとデネ中尉は惹かれ合い……。2人の勇敢な将校と従軍看護婦の物語。
kazu1961

kazu1961