もりりた

ボディガードのもりりたのレビュー・感想・評価

ボディガード(1992年製作の映画)
4.0
大スターであるレイチェルのボディガードを頼まれたフランク。責務を果たそうとする彼にレイチェルは息苦しさを感じ相容れない。疲弊し辞めようとするフランクに対し、レイチェルの付き人ビルは数ヶ月前から届く脅迫状と屋敷への侵入者の存在を明かす。

犬猿な2人の関係が深まっていく様子が面白いし、かつ犯人が明かされぬままゲリラMV撮影やオスカーまでデカくなる舞台が緊張感を高める!頑固&プロ意識高すぎで何度も衝突するけど、ふとした時に気持ちを自覚し惹かれ合う姿が心に染みました。ギャップを演出する主役2人のキャラ作りがよかったです。

犯人があそこまで躍起になった理由はよく分からないし、最後の犯行はもはや愉快犯的で人物像とも合わない気が。その他フランクがいきなり炊事場のおじさんをボコボコにしたり笑、舞台から降りたレイチェルがフランクを罵倒するシーンはその感情変化に追い付けずお口あんぐり…そんなアラは感じたけど、全体的なまとまりの良さでそこまで気にならなかったです。

下手に死なせないラストも良くて、レイチェルを思っているのか教会で物憂げなフランクの表情にテーマソングが絡むシーンが印象的でした。どんな世代も楽しめる映画です!
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