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伝染歌のsingerのレビュー・感想・評価

伝染歌(2007年製作の映画)
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J-ホラーです。
まぁ、そろそろ飽き飽きしてきてはいるんですけれども、伊勢谷と龍平が出てるんならと思って鑑賞しました。

ビックリな程、定番過ぎて、怖くもなくて・・・かなり拍子抜けしました。
勿体ないです・・・。
伊勢谷友介、松田龍平だけじゃなく、木村佳乃、阿部寛とキャストは申し分無いだけに、
ストーリーはもっと頑張って欲しかったというのが正直な所ですね。

秋本康原作ですが、「着信アリ」シリーズも、どんどん劣化してった印象でした。
それでも、パート1は結構良かったので、今回の新規作には期待していましたが、もうちょっと捻りが欲しかったです。

結局は謎解きに終始してしまいがちの最近のホラーは、ちょっとウンザリしてしまいますね。
加えて、ホラーなわけですから、もう少しゾクっとさせて欲しいんですが、それも無くて。
見終わってから何の安堵感も無いし、開放感も無い所が残念。
ラストシーンとか・・・「また、それかよ!!」って言いたくなりましたね。

それでも伊勢谷は見せ場があって良かったです。
何か最近、こういう役が多い・・・。
一時期の窪塚洋介が得意としてたような、ちょっとアナーキーなポジション。
こういうギリギリのトコをカッコ良く演じられるのは、彼の魅力のひとつかなと思いました。
何か本人も楽しそうに演じてる感じがするなぁ。

あと、もうひとつの見所。
AKB48ですね。
初出演映画ということで、各キャストに色がついていない分、初々しさはありました。
・・・が、中途半端でしたね。
コンサート映像とかも含めて、劇中にも登場するわりには、あまりにも絡みが無さ過ぎる。
なんで、ただ宣伝してるだけのように見えてしまうのはマイナスかなぁと。
ファンには嬉しいのかも知れませんが、どうせならもっとストーリーに絡ませても良かったんじゃないかと思いました。
でも、やっぱホラーにはこういう美少女が不可欠だなぁと。

ということで、ちょっと後悔もしていますが、J-ホラー好きなので購入したのです。

AKB48のフォトブックをはじめ、特典ディスク128分も殆どが彼女たちでギッシリ。
龍平&伊勢谷はほんの一瞬のみでした。
コメンタリーとかも無く・・・。
「着信アリ Final」あたりから、アイドル人気に肖った仕様になっているのもホラー好きには残念なトコでした。
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🎦こちらは、2008年2月28日にブログに投稿したレビューです。

監督・原田眞人。
加えて、松田龍平、伊勢谷友介、阿部寛、木村佳乃、堀部圭亮といった実力派と曲者俳優をバランス良く配した上、まだ駆け出しの頃のAKB48の面々が、“AKB48役”で登場するということで、かなりヒットの要素がてんこ盛りなんじゃないかと思わせておいて、ストーリーも登場人物たちも、かなり破茶滅茶で、よくぞまぁここまでやってしまったなぁと思わずにはいられないような、典型的な“体たらくムービー”でしたね。
それでも、その体たらくっぷりを見るという意味では、一周回って見所アリと言っても良いんじゃないかと。
後、当時の大島優子、メチャメチャ可愛い過ぎ。
この時期にしっかりと女優としてのベースを造って欲しかったなぁと思わずにはいられない位、イノセントな魅力が佇まいから溢れていて、その瞬間を捉えているという点も、見所のひとつかなぁと思います。
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