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パラダイン夫人の恋のLeMasTのレビュー・感想・評価

パラダイン夫人の恋(1947年製作の映画)
3.5
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。パラダイン大佐殺害の容疑で逮捕された妻のマッダレーナ・パラダイン夫人と、その弁護を担ったアンソニー・キーンによる法廷サスペンス、フィルム・ノワール作品です。

『ローマの休日』でお馴染みのグレゴリー・ペックと、『第三の男』や『顔のない眼』のアリダ・ヴァリが主演。アリダ・ヴァリのデビュー作です✨

とりあえずこの映画、キーンが無能なんです。というか弁護士なのに私情を入れすぎ。彼が夫人を弁護したのも庇ったのも、ひとえに彼女が美しかったが故に。そんなんじゃ弁護士は務まらんよね😣

夫人の方も、自分は犯人じゃないというくせに、ラトゥール(容疑者の1人)を犯人に仕立てないで欲しいとか言い出すし。結局どないやねん。

法廷ものでよくある、実はあいつが犯人でしたって😳まあベタな手法ですが、意外な結末だったというか、まんまと出し抜かれましたよ...。

ヒッチコック映画の中では、ラスト以外はカメラワークや物語の独特性も無く、特に当たり障りのない平凡な作品でしたね。普通の法廷ドラマ。

本作で、アメリカ時代のヒッチコック作品は全部観たので、イギリス時代の作品もちょっとずつ観ていこうかな😁
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