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パルプ・フィクションの映画初心者のレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.2
タランティーノ監督の代表作。タランティーノと言えば、これかキルビルというイメージですがようやく本作を鑑賞。一言、面白かった!ただ、じわじわ面白くなるタイプで初動が遅い、そのため、序盤の待ちが長く感じた。

タランティーノ好きなランキング
1位:ジャンゴ
2位:ワンアポ
3位:パルプフィクション <=NEW

キャラ愛映画だと思います。タランティーノらしい展開は進まず無駄な会話が続く。これによってキャラの雰囲気を掴み、中盤からキャラの行動1つ1つが面白く感じられる。「ワンアポ」では序盤の序盤でそこの掴みが巧かったのですが、パルプフィクションは序盤の待ちが結構長く感じました。

ヴィンセントとボクサー好き。彼らどっちも不憫なんですよね。彼らが可愛そうになるほど面白くなる。ヴィンセントがトイレに入れば、外で何かヤバいことが起きはじめる。天丼みたいな3つの展開で爆笑してしまった。プロットは普通だけど、キャラに魅力を生ませる、脚本の出来が良いタイプの作品でした。

中盤から演出が前に出始めてあっと思わせるシーケンスが出てきて良かった。好きなシーンは、カットをあまり割らず役者の演技力でひっぱるボクサーの金時計の夢シーン、ボクサーのアパート帰省~復讐まで。王道ですが、殺し屋がいるかもしれない部屋に潜入するシーンはドキドキさせますね。

その他にボクサーの彼女が金時計を無くした一連、泣き顔のままじわじわカメラがズームしていく演出、こういうの好き~となりました。振り返ると、ボクサーパートの「金時計」が1番良かったな。
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