こぅ

唇からナイフのこぅのレビュー・感想・評価

唇からナイフ(1966年製作の映画)
3.4
ジョセフ・ロージー監督による、イギリスの人気コミックの映画化で、ヘンテコな【スパイ・コメディ】。

読みは、唇(くち)。

イギリス政府は、中近東・マサラ王国の石油採掘権と引き換えに、マサラ国王へ5000万ポンドのダイヤを贈る計画を進めていた。
しかし、何者かがダイヤを狙っている事を知った政府は、引退した女泥棒、モデスティ・ブレイズ(モニカ・ヴィッティ)に真相究明を依頼。モデスティは、かつての相棒、ウィリー(テレンス・スタンプ)と手を組み、謎の組織に立ち向かう…。


宿敵、銀髪ガブリエルにダーク・ボガード。

モニカさん、カメラワーク、インテリア(ポップ・アート)、ロケーションを楽しむ作品で、スパイ映画としては、ユルくてシュール、実験的⁈ ナンセンス な異色作。

ダサダサテーマ曲と序盤(爆死)は期待させるも、、

https://youtu.be/xUJLq0Kdtb0

ストレートに描いたらシンプルに終わる話だからなのか⁈
全くと言って良いくらい本筋(核心)にとっとと迫らず、グダグダと変キャラ(ガブリエルの妻、クララ(ロッセラ・ファルク)他)を登場させ、テンポ悪く⤵︎の印象は否めない。
そのグダグダもアメリカのベタな笑いと違うもの(そこがカルト)。

こんな独房は、世界に1つ‼︎

撃ち合いは有るが、アクションらしいアクションも無い⤵︎

モニカ嬢の格好良さ、あれこれウィッグとファッション、太ももの 蠍タトゥー は良き。
そして【目力】が凄い‼︎

モデスティがポール(マイケル・クレイグ)と信用を探るように、注がれたシャンパングラスを何度も入れ替えシークエンスが楽しく、個人的ベスト‼︎

クライマックスは、少しガンアクション、、

あんた、それは ウィッグ だったの⁈⁈に苦笑。


ラストは、ド派手な助っ人たち登場〜


*本作、妙にハマる 中毒性 は有り。
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