化石を配信している動画配信サービス

『化石』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

化石
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『化石』に投稿された感想・評価

「化石」@シネ・ヌーヴォ
小林正樹映画祭。

仕事一筋、一代で社員2000人の大企業を築き上げた男が、旅先のフランスで、美しい死神と出会い、自らの生と死をかえりみる、、。

ベルイマン映画の題材のようだですが、高度経済成長期の、いかにも日本人的な宗教観の薄い中年男が、その中で見せるあがきが興味深かったです。私よりはだいふ上の世代ですが、彼のような人々が、働き蜂とやゆされながらも、戦後の復興から日本経済の発展を背負ってきたのは確かだと思います。

この映画は、井上靖原作らしいです。
もともとはテレビドラマ用に作られたものを映画用に再編集されています。3時間半ぐらいあり長いです。ナレーションによる説明が多く、いかにも昔のデレビ風です。

当時、黒澤明、木下恵介、市川崑とこの監督で、四騎の会というのを結成して、一本の作品を共同監督しょうと計画したそうですが、お山の大将ばかりでシナリオがまとまらず、資金難となって、当時隆盛中のデレビドラマを、各自が手がけることにしたらしいです。
そういう経緯での作品のようです。ちなみに、黒澤だけは結局、デレビをやらなかったそうです。

監督は、最初から映画にすることを頭において撮っていたとのことで、見応えはありますが、やはりどこかデレビ的で、一本の映画としては弱い印象を受けました。
話自体はどーってことないのに(インテリがヨーロッパを放浪して自己省察するとこは吉田喜重の『さらば夏の光』を思い出させるが)200分、とにかく長い。寝ないで観通した自分を褒めてあげたいくらいだ。元来何話かのテレビドラマだったものを編集して無理矢理(?)映画にしたせいか、画だけでは無理があるんでシチュエーションと心理説明にナレーションがやたら入り、これがなきゃ映画としては成立してないんじゃないかというタイトロープな作品。ようするに微妙。しかしなんでか退屈しなかった、どころか割に好きでした。不思議。おすすめはしないが(笑)。あ、あとは武満徹の音楽。よく知る武満的な感じではなくセンチメンタルなのが面白い。
これはテレビで放送されたものを映画用に再編集したものでした。私はテレビで観たのか、映画で観たのか、あるいは両方観たのか、はっきりとした記憶はないんだけど、佐分利信と岸恵子が印象的で、結構面白かったような覚えはあるかな。

『化石』に似ている作品

猟銃

製作国:

上映時間:

98分

ジャンル:

3.6

あらすじ

彩子(山本富士子)は芦屋に住んでおり、夫の門田礼一郎(佐田啓二)は、学位をとるために京都の大学の内科で研究中だった。ある日、少女を連れた若い女が彩子に面会を求めてきた。「私が産んだこの子、…

>>続きを読む

古都

上映日:

1963年01月13日

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.8

あらすじ

京呉服問屋の一人娘として何不自由なく育てられた千重子は、中学生の時、両親から「私たちはお前の本当の親ではない」と知らされる。だが、育ての親との仲は変わらずに睦まじかった。千重子は清滝川の上…

>>続きを読む

ゼロの焦点

製作国:

上映時間:

95分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.6

あらすじ

広告社に勤める憲一は新婚7日目に金沢へ出張し、そのまま消息を絶った。妻の禎子は金沢へ向かい夫の行方を捜すが、手掛かりは掴めなかった。やがて憲一が売春婦を取り締まる警察の風紀係だったことが判…

>>続きを読む

眼の壁

製作国:

上映時間:

95分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.3

あらすじ

昭和電業の会計課長・関野が金融工作のさなかに自殺する。部下の萩崎は、残された遺書から彼が堀口というパクリ屋の詐欺に遭ったことを知る。早速真相究明に乗り出す萩崎だったが、事件の根幹は政界の黒…

>>続きを読む

雪女

上映日:

2017年03月04日

製作国:

上映時間:

96分
3.2

あらすじ

ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一…

>>続きを読む