「悲しみのミルク」
冒頭、「膣の中にジャガイモがある」という衝撃的な一文でどんな物語が展開されるのかとワクワクしたが、その後、母親を街で埋葬するために白人のもとでメイドをする主人公の様が90分描かれていた。
ペルーの映画は恐らく初めて観たし、この国の歴史も全く知らないので、舞台設定はよくわからなかったが、何個か好きなシーンがあった。
特に真珠を雇用主と2人で拾うシーン、特に何でもないシーンだが、そこはかとなく「いい絵だな」という感情が沸き起こった。
先にも述べたが、舞台設定の知識がある程度、必要なので映画自体はかなり不親切ではある。前提知識を入れた上で2回目を観ると味わい深いのかもしれない。