洋画好きのえび

トータル・リコールの洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

トータル・リコール(1990年製作の映画)
3.3
疲れた時、複雑なストーリーの映画を見る余力が無い時…そんな時に観たくなるのが、90年代の爆破と銃撃戦とセクシー美女と筋肉押しの勢いだけで突き進む系B級映画です。
というわけで、筋肉の権化シュワちゃんが銃を撃ちまくる本作を鑑賞致しました。派手な爆破シーンも用意されているので文句なしですね。

人類が火星に居住地域を築いた近未来、愛する妻と共に地球で暮らすダグラス・クエイドは、現在の生活が幸せなものであることを認識しつつも、何か物足りなさを感じていた。特に気がかりなのは、一度も行ったことのない火星を旅する夢を見ること、夢の中で現れるブルネットの女のこと… 夢の内容を忘れられないクエイドは、擬似記憶を植え付けることで火星旅行体験を得ることができるサービスを提供するリコール社のサービスを受けることを思い付く。ところが、サービスを受ける途中でクエイドは錯乱状態となってしまう。その原因は、クエイドが火星に行ったことがあるからだというのだが…

正直言って、大味も大味。話は練られていないし、シュワちゃんは走って殴って撃って美女とイチャついて…というどこかで観たようなシーンの連続。それでも、なんだか楽しくなって観続けてしまうんですよね〜。これぞB級映画という感じ。
あと、とにかくシュワちゃんの顔芸が凄い。目玉が落ちちゃうんじゃないか?というぐらい目を見開いて大口開けて絶叫する様がなんだか笑えてきてしまいます。

緻密なストーリーの映画も良いですが、肩の力を抜いて気楽に観られる映画もやっぱり良いもんだなぁと実感した作品でした。