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誓いの休暇のeulogist2001のレビュー・感想・評価

誓いの休暇(1959年製作の映画)
4.0
強烈な反戦映画として観た。生活の中の小さな楽しみ、家族の団欒、夫婦の愛情、束の間の恋愛、銃後の苦労や寂しさ、若者の未来や夢・・・。

そうした小さな日常(幸せ)を理不尽に奪い去ることの無慈悲さが痛みをもって伝わる。アリョーシャやシューラの無垢さや純粋な気持ちが際立つだけに彼らへの共感を強くする。

いま行われているロシアのウクライナ侵攻を思うと、まさに権力者の強欲と妄想が一般市民の多くを蹂躙しているのは、いまなお変わっていない。
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