このレビューはネタバレを含みます
突如現れて異星人を自称する謎の男と、そのカウンセリングを担当する精神科医との交流を描くSFドラマ。
作中では自分を宇宙人だと言い張る妄想患者扱いされるんだけど、その佇まいと話の聞き応えからして
『いやもう、宇宙人で確定でしょ?』
と、疑う気にすらならないほどの存在感。
見た目はただのケビン・スペイシーなのに。
穏やかで聡明な宇宙人が、もしも地球人と話をしたらこんなことを言いそうだなぁ、と妙な納得感があった。
物事は一歩ひいてみるとその本質を見抜きやすくなるというが、1000光年ひいた彼の目には、地球人の生き方はこう映るのかと感心してしまった。
序盤から宇宙人であることを疑ってなかったので後半からの展開には驚きがあったけども、ラストは個人的に疑問も残ることなく、悲しくも納得のいく結末だった。