犬牟田

籠の中の乙女の犬牟田のレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
4.3
局部だけならいざ知らず、交接した途端に肌色が2人を包み始める!なんだこれ!挿入した途端にほわぁと広がるのが面白い、そのせいもあってナンセンスコメディ。
この作品の旨みであるアブジェクティブな素材がモザイクという強力な記号によってパロディ化している!
エロにモザイクしたらなんでもコメディになっちまいまさ!

この監督の臭さがあまり感じられなかった、舐められそうに思う、不快感がない、なんでだろう、モザイクのせいかな?
役者さんが綺麗すぎて並々にエッチなのもある。
小さな描写に描き込む変な笑いはやっぱりさすが、デカ口パクウィスパーボイスとかフランクシナトラ適当翻訳とか。
犬の話だったな、お母さんの立ち位置が半人半犬だったけども。
長男は唯一の雄犬としてのびのび生きて、長女は衝動性の強い雌犬、次女は媚びるのがうまい小型犬のよう。みんな顔が長めだからボルゾイとかかなあ。
はじまりのアイデアからこの映画を組み立てていく作業がとても楽しそう、「無い話」ではないものをエンターテイメントに昇華?消化?してしまう映画の魔力は堪らんねえ。
犬牟田

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