ホラーマニア斗真

籠の中の乙女のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
4.1
ギリシャ郊外に暮らす裕福な一家は、外の汚らわしい世界から守るためと子どもたちを家の中から一歩も出さずに育ててきたが、外の世界からクリスティーヌという女性を連れてきたことで、家庭の中に思わぬ波紋が広がっていくという、ギリシャ発🇬🇷のエロティックホラー。

"ホラー映画よりも恐ろしい非ホラー映画"

猫を平気で殺す、父親が子供たちを洗脳する、未成年の子供たちが大人と性行為をする等のあらゆる不快さを詰め込んだ映画‼︎🤮

本作品は劇場公開時にR-18指定を受けていますが、直接的な残虐描写はありません。ただ、未成年の子供たちが大人と性行為をするシーンが多いので、家族と一緒に鑑賞することは避けてください😨

ちなみに感想を単刀直入に言うとしたら不快感、不条理感、不安感が始めから終わりまで続く作品でした。なので、鑑賞後は良い意味で疲れました。本作品は幽霊や悪魔が出るわけでもなく、残虐なシーンがあるわけでもなく、ただ単純に洗脳の怖さが描かれています…😱

本作品は色んな謎を残して終わるような内容になっていて人によってはモヤモヤする、好き嫌いが分かれるかもしれないけど、鑑賞後は誰かと議論したくなったり考察をしてみたりと個人的には見応えがあるように感じました👍

また、不気味な雰囲気や誰がどう見ても不快に感じる暴力描写と性的描写(未成年の兄妹が平気で性的行為をしている等)の演出も上手かったです。例えるなら2005年公開の「奇妙なサーカス」や2009年公開の「アンチクライスト」に近い気持ち悪さでした😰

というわけで、誰にでもオススメできる内容の映画ではない、高い評価をしない人がいるのも当然な内容でした。それでも俺は誰に言われようがホラー映画ではない本作品を1つのホラー映画として高評価したいと思いました‼︎😅

※ダンスシーンはトラウマになる…💃