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現代人のalsaceのレビュー・感想・評価

現代人(1952年製作の映画)
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2022/12/10 神保町シアターにて再見。

某Tubeで見た事あるけど、この作品の池部良は、とてもイイので大きなスクリーンで見たくて。勿論、山村聰と山田五十鈴の貫禄も良かった。画面構成、奥行きのある縦長のアングルが面白い。

@ 没後10年  女優・山田五十鈴 にて鑑賞


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澁谷實の作品初めて見た。
この作品に出演している池部良の画像がイケメン過ぎて興味を持ちました。

物語のフォーマット(汚職の部分)は、今時のドラマとかでもありそうな感じ。
いつの時代も新世代は、今迄の価値観が通じない生き物として捉えられてるんだなあ。

癒着業者がいうセリフ「金の無い男は紙屑みたいなもん」って、中々怖い。

純愛エピソード要らないなこれ。クライム物のエピソードを積み重ねて欲しかった感がある。

黒い部分と清廉な部分のキャラクターの混ぜ合わさった感じの池部良良い。批評色々見ていて、評価が高いのも納得です。

男どもはグダグダな部分があるキャラクターが多いけど、
一番カッコ良かったのは、やはり山田五十鈴。おばあちゃんのイメージしかなかったので、この作品見て新鮮な気分になりました。

作品と直接関係無いけど、この時代って、男子のカジュアルファッションってまだ無いのかな。会社に行ってない時もスーツ姿なのが気になった。

あと、池部良の実家の雰囲気が、この時代の貧乏って中々壮絶と感じてしまった。
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