もりりた

ターミネーターのもりりたのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.0
1984年のロサンゼルス。サラ・コナーが住む街に同時刻に現れた2人の男。同姓同名の女性を次々殺し目標のサラを見つけた大男。射殺しようとするが間一髪でもう1人の男カイルに助けられる。カイルがサラに語ったのは2029年の未来とサラと大男との因縁だった。
ターミネーターの存在感すご!AI反乱やタイムスリップ、時を超えた愛情などクセ強要素がしっかりまとまってて楽しかったです。

パッと見の恐ろしさに加え能力も脅威的なターミネーター。冒頭の無表情人間スタイルでも十分怖いが、目だけ剥き出したり皮が溶けてメカメカしい姿もインパクト大。皮膚切開したり目ん玉くり抜く気味悪さもリアルで強烈。一方で万能ではなく、飛べないし武器は備え付けなく現地調達。逆にそれがいい塩梅で逃走劇を成立させ、サラとカイルがギリ逃げ切れるか?という緊張感を生んでいた感じでした。

荒廃した未来から来たカイル、ターミネーターとサラの宿命など個々の設定はぶっ飛んでるけどしっかり噛み合っている。未来の状況は長々と説明せず映像でしっかり伝え、カイルとサラの関係は写真で特別な想いを匂わせる等メリハリある見せ方で引き込まれました。「うちは警察官30人いるから大丈夫」という丁寧な前フリからターミネーターにボコボコにされる展開は笑えた笑

サラとお腹の子供がどう未来に繋がっていくか、そこをターミネーターがどう絡んでくるか気になる!続編が楽しみです。
もりりた

もりりた