『吸血鬼ノスフェラトゥ』をヴェルナー・ヘルツォークがリメイクした『ノスフェラトゥ』にて、吸血鬼を演じたクラウス・キンスキーが、本作でも同様に吸血鬼を演じた作品。
意外と『ノスフェラトゥ』との繋がりもあったので、事前に観ておいて良かった。
ヒロイン枠は『ノスフェラトゥ』のイザベル・アジャーニの方が好きだけど、全体を通してロマンチックで、キンスキーのヴァンパイアの見た目もよく、舞台ヴェネツィアの効果もありすべてが最高だった…!
不死身のヴァンパイアが求めるものは死、そしてその死は処女の愛によってのみ与えられる。
様々なコンフリクトが交錯し、キンスキー演じるヴァンパイアと美しき処女の運命から目が離せない。
これほどの名作がVHSのみとは…。