Omizu

マリアカンデラリアのOmizuのレビュー・感想・評価

マリアカンデラリア(1943年製作の映画)
3.6
【第1回カンヌ映画祭 パルムドール】
俳優としては『ワイルド・バンチ』『ガルシアの首』、監督としては『真珠』『暗黒街の天使』などで知られるメキシコのエミリオ・フェルナンデス監督作品。

母が娼婦だったことから村八分にされている先住民のマリア・カンデラリアと、惹かれ合う男の悲劇を描いた作品。

老画家の回想からはじまり、フラッシュバックとして語られていく。

メキシコの自然溢れる光景が素晴らしく、マリア役の女性もとても美しい。

引きのショットで捉えられた川や祭りのシーンは見もので、狭いコミュニティでの差別、偏見を気高く描いた秀作。
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