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市民ケーンのkazu1961のレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.0
「市民ケーン」
原題「Citizen Kane」
1966/6/14公開 アメリカ作品 2018-040
再鑑賞

アメリカ映画のオールタイムベストに必ず出てくる作品ですよね。
当時としては、通常の時間配列を無視した大胆な構成や、パン・フォーカス、長回し、ローアングルを多用した斬新な映像表現などにより、現在に至るまで世界映画史上のベストとして高く評価されているんですね。
当時まだ24歳だったオーソン・ヴェルズの才能は素晴らしいものだったんでしょうね。
ストーリー展開も「薔薇の蕾」を巡ってケーンの人生を回顧していくんですが、ラストでそれが象徴するものが分かった時、彼がずっと求めていたものがわかる、その構成は素晴らしいですね。
やはり一度は観るべき作品でしょうね。

オーソン・ウェルズが1941年に発表した処女作。脚本はハーマン・J・マンキーウィッツの協力を得たが、製作・脚本・監督・主演とオーソン・ウェルズのワンマン映画。「バラのつぼみ」という言葉を残して亡くなった新聞王ケーンの孤独で空虚な生涯を、それを追う記者が取材した関係者の証言から回想形式に描かれる。主人公のケーンが実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにしていたことから、ハーストによって上映妨害運動が展開され、第14回アカデミー賞では作品賞など9部門にノミネートされながら、脚本賞のみの受賞にとどまった。出演はオーソン・ウェルズのほかに、「第3の男」のジョセフ・コットン、「愛情の花咲く樹」のアグネス・ムーアヘッド、「女相続人」のレイ・コリンズなど。
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