とても面白かった!
リメイク版の「追いつめられて」を観たのは遥か昔。
その後オリジナル版に出会うことを待ち望んでいたけれど叶わず、とうとうポチッとしました。
結果は大満足。
「追いつめられて」は人気俳優のケビン・コスナー頼みな所があり、ストーリーが甘めな印象でしたが、こちらは白黒ながら恋愛問題抜きにした脚本が際立っています。
陥れようとする者、それを躱そうとする者の駆け引きが面白く、両者共に次の手を打つのが早い。
配役ではチャールズ・ロートンの風貌と存在感が大きく貢献してると思うが、「失われた週末」でアル中だったレイ・ミランドが今作では頭のキレ具合を披露していてワクワクさせてくれる。
証拠品の一つとなる絵画、その作者である女流画家のキャラクターと登場ポイントが中々笑わせてくれる。
彼女が実生活ではチャールズ・ロートンの奥様だったというのもこれ又びっくりでした。
何にしても隠れた名作に相応しい作品でした。