クリストファー・ノーラン監督、共同脚本のSFサスペンス映画。
19世紀末のロンドン。
ボーデンはライバルであるアンジャーの瞬間移動マジックを調べるため、彼のマジックの最中に舞台下に侵入する。するとアンジャーはボーデンの目の前で、2人にとっていわくつきの水槽に落ちて溺死。そばにいたボーデンはアンジャー殺害の容疑で逮捕される。
遡ること数年前。若きアンジャーとボーデンは、ある奇術師の下で互いに修行していた。ある時、助手であったアンジャーの妻が水中脱出マジックに失敗し溺死する。その原因はボーデンが結んだロープであった。2人は決裂し、アンジャーは復讐のためにボーデンの手品を失敗させ、ボーデンは左手の第4・第5指を失う。以後、2人は互いの邪魔をしながら激しく競い合うようになる・・・。
【キャスト】
ロバート・アンジャー：ヒュー・ジャックマン
アルフレッド・ボーデン：クリスチャン・ベール
ハリー・カッター：マイケル・ケイン
オリヴィア：スカーレット・ヨハンソン
ニコラ・テスラ：デヴィッド・ボウイ
アリー：アンディ・サーキス
ジュリア・マッカロー：パイパー・ペラーボ
サラ：レベッカ・ホール
ミルトン：リッキー・ジェイ
内容をほぼ忘れていたので再鑑賞。
クリストファー・ノーラン監督作品は何度でもおかわりができる作品が多いので大好きです。
クリストファー・ノーラン監督としては珍しくSF&サスペンス要素が強い作品で、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールの遺恨の対決は最後まで読めない展開で釘付けになります。それぞれのマジックの種明かしは、想像を超えるもので最後まで謎を引っ張ってくれますので楽しめます。クリスチャン・ベールのトリックは衝撃的でした。ラストのヒュー・ジャックマンは何となく読めましたので、個人的には納得の終わり方でした。
ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベールのどちらの奥様も巻き込まれて可哀想です。紐の結び方をわざと間違えたクリスチャン・ベールの方が罪深いですよね。
スカーレット・ヨハンソンは強い女という印象が強いですが、当時21歳で若く綺麗な筈です。
マイケル・ケインが作品を通してメインキャストとして登場するので注目しました。子鳥をあんなに飼っていて毎回犠牲にしているとは、裏は見たくないものです。
デヴィッド・ボウイをキャスティングするとは意外で憎いですね。
