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プレステージのwisteriaのレビュー・感想・評価

プレステージ(2006年製作の映画)
4.1
未見のクリストファー・ノーラン監督作品ということでAmazon prime見放題で初鑑賞。

舞台は19世紀末のイギリス🇬🇧。
奇術のタネは凡庸ながらショーマンシップに長けたアンジャー(ヒュー・ジャックマン)と演出は地味ながら奇術そのものの才気に溢れるボーデン(クリスチャン・ベイル)という二人のタイプの違う手品師🎩によるプライドと命をかけた凌ぎ合いのお話。

作品そのものが一つの奇術ショー🪄仕立てになっていて、全編、伏線・ミスリード・回収のつるべ打ちのような作り。ここら辺はさすがのノーラン節。といっても後年のややこしやーに比べるとまだ追いやすい方ではある。

両陣営の奇術に関わる助手役にスカーレット・ヨハンソン。若き日のたいへんダイナマイト🧨なお姿。エジソンのライバルで実在の人物でもある発明家💡ニコラ・テスラ役になんとデヴィッド・ボウイ!渋みのあるエキセントリックさを出していて最高ですね〜。あの電気ビリビリのレトロハイテクな仕掛けとか時代の空気感は近年の『ナイトメア・アリー』を彷彿とする。

ラストの大仕掛けの設定は好み分かれそうで、個人的にはそんな科学技術力が可能ならもっと他にやりようあるのでは?とツッコミたくはなったかな。。

とはいえ好きな役者陣の熱演と仕掛け山盛りノーラン節を堪能できて、とても楽しい作品でした!久しぶりにリアルの手品ショーなんかも見たくなったので、コロナ禍以降ご無沙汰している岡山駅前の手品屋さんにでも遊びに寄ってみようかしら〜🎩
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