kazu1961

男はつらいよのkazu1961のレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.0
▪️Title :「男はつらいよ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1969/08/27
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-270 再鑑賞
▪️My Review
☆シリーズ第1作、今回のマドンナは光本幸子
ここから、伝説のシリーズは始まったんですね!!(実際にはテレビ版があっての映画ではありますが。)
今観ると、その台詞や行動がこんなの大丈夫??と思う場面も多くありますが、この寛容さ、そして人情が昭和なんですね。誰もが笑い元気になれる日本人の心の原風景を描きつづけた本シリーズはやはりレジェンドです!!
本シリーズは、渥美清演じる主人公"フーテンの寅"こと車寅次郎が、約20年ぶりに故郷の葛飾柴又に戻ってきたところから始まります(第1作)。以後、寅次郎の腹違いの妹さくら、おいちゃん、おばちゃんらが集まるだんご屋を中心とした柴又と、寅次郎が訪れる日本各地を舞台に、そこで出会った"マドンナ"と恋愛模様を繰り広げながら、なにかと騒動を起こす人情喜劇として物語は展開。 毎回登場する豪華なマドンナ・ゲスト陣や、日本各地の美しい風景もみどころのひとつですね。
やはり、バカな兄=寅さん=渥美清に対する、賢しこい妹=さくら=倍賞千恵子という邦画史上最高の組合わせを誕生させた映画第一作は偉大です。48作あるシリーズの中で、最高傑作は他にあり、最高のマドンナも他にあります。でも第一作がなければシリーズ化されることはなく「男はつらいよ」が伝説となることもなかったのですね。そういった意味でも価値ある1作、記念すべき1作です。
今観ると何といっても倍賞千恵子など、往年の大俳優たちの若いこと(笑)!そして脇に笠智衆や志村喬などを配してるのは凄く贅沢ですね!
山田洋次監督自ら企画して、ワイドスクリーンいっぱいに、元気溌剌な寅のハチャメチャぶりが爆笑を誘う。
記念すべき作品です!!

▪️Overview
松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開され、以後1995年までの26年間に全48作品が公開された国民的人気シリーズです。そもそも「男はつらいよ」は、山田洋次脚本・渥美清主演で68年に全26話のテレビシリーズとして誕生しました。これは渥美清が少年時代に見てきたテキヤたちの思い出を語ったところから、山田洋次がイメージをふくらませたものでした。最終回、主人公のフーテンの寅がハブに噛まれて死んでしまうというエピソードに視聴者からの抗議が殺到したため、脚本を手掛けた山田監督が映画化を思いつき、69年8月27日に第1作を公開したことから、シリーズの歴史が始まりました。83年、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定。日本中から愛される作品として、渥美清さんが亡くなるまで作り続けられました。
青年時代に、実際にテキ屋体験がある渥美ならではの見事な口上も、ファンの楽しみであった。また、このシリーズは原則としてお盆と正月の年2回公開されたが、お盆公開の映画の春から夏への旅は、南から北へ、正月公開の秋から冬への旅は、北から南へ旅することが多かった。画面に映し出される日本各地の懐かしい風景が、シリーズの魅力の一つでもある。
kazu1961

kazu1961