たく

青い春のたくのネタバレレビュー・内容・結末

青い春(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

こんなに音楽が最高で、熱くて青くて臭くてまぶい映画初めて見た。
こいつらの生きる世界は、超閉鎖的で、超偏な価値観で、見通しもなくて、でもエネルギーはめっちゃある。それ故の、彼らの刹那的で衝動的で儚くて未熟でまだ青すぎる心と、その裏に薄らと確実にある絶望感とか葛藤とか鬱屈みたいなドス黒い心の影が溢れてて、それがなんか超まぶくてたまらなく好き。なんか、どんなに黒く塗りつぶしても、どこまでも青いんだよね。
松本大洋の描く男って本当に魅力的で最高だよね。漫画ではあまり描かれていない青木と九條の関係性が映画になってて超感動。
音楽が良すぎるのと、松田龍平がかっこよすぎて何回でも見れる。
「一番怖いのは、自分の欲しいものを知ってるやつだ」は、本当にそう思う。
羊文学の「ドラマ」もこんな感じだよね。
たく

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