kazu1961

新幹線大爆破のkazu1961のレビュー・感想・評価

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
4.2
「新幹線大爆破」
1975/7/5公開 日本作品 2018-214

昭和のギラつき感満載!!納得の一本です!!
この時代のパニックサスペンスとしてはかなり完成度が高い作品ですね。みんな若いですが、日本を代表するオールキャストが集結、これも見ものですね。
新幹線に爆弾を仕掛けた犯人、危機の回避に全力を尽くす日本国有鉄道サイド、わずかな糸口を頼りにその正体を追いかけ、徐々に犯人グループを追い詰めていく警察、パニックを起こす乗客の姿で主に構成されています。脚本も素晴らしく、犯人側の人生背景にも大きくスポットが当てられており、町の零細工場の経営に失敗した男・過激派くずれ・集団就職で都会に来た沖縄出身の青年がなぜ犯行に至ったのか、日本の高度経済成長時代への批判を暗示しつつ明らかにされていきます。犯人側にもドラマを与え感情移入を狙った演出も相まって、単なるパニックムービーとして括れないことが高評価に繋がっているようですね。ラストまであっという間の152分間でした。

東京・博多間を走る新幹線に仕掛けられた爆弾をめぐって、犯人と捜査当局の対決を描いたサスペンス映画。脚本は小野竜之助、監督は佐藤純彌、主演は、高倉健、千葉真一、宇津井健など。オールスターキャストによるパニック映画で、日本よりも海外での評価が高い作品である。
kazu1961

kazu1961