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帽子箱を持った少女のsonozyのレビュー・感想・評価

帽子箱を持った少女(1927年製作の映画)
4.0
ソ連のボリス・バルネット監督、1927年のサイレント作品。

モスクワ郊外に祖父と二人で暮らし、帽子を作ってはモスクワの帽子店に届けているナターシャ。

モスクワに向かう汽車で出会った貧しい学生イリヤが、住む部屋もないというのが可愛そうになり、帽子店のオーナー夫妻が家の一室をナターシャ名義にしていたところに住まわせてあげようと、イリヤとの偽装結婚届けを出して、彼一人を住まわせてしまう。

勝手なことをされたオーナー夫妻は、ナターシャには帽子代の代わりに宝くじを渡し、役所に偽装結婚の件をタレこんでしまう。
だが、役所の監査でナターシャがイリヤと本物の夫婦とイチャつき難を逃れる。

そんな折、オーナー夫はラジオで宝くじの当選番号を聞き、ナターシャに渡した宝くじが25,000ルーブル当たったと知り、慌てて取り戻そうと、ナターシャの家に向かうが・・・

オーナー夫妻、イリヤ、以前からナターシャに行為を寄せてる地元の駅員フォーゲロフが、ナターシャが手にした当選くじ&ナターシャLOVEを巡るドタバタ展開が楽しい。

ナターシャ役のアンナ・ステン。ジャケ写通りデカ目でお茶目なキャラでいい感じ。
縫い針で指先を突いて血が出た時、イリヤが吸ってくれたのを見て、唇に針ツンして血を出してキスしてもらうシーンがキュートでした。
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