ヒデ

テキサスの五人の仲間のヒデのネタバレレビュー・内容・結末

テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「南部地域の中で1、2を争うスケールだよ。地元の金持ち5人が火花を散らして戦ってる」

5人の仲間ってそっち!?となる映画。まさか家族も医者も銀行員も詐欺師集団だったとは…。マリー(本名ルビィ)が最後カードを止められる側になったのは笑ってしまった。

くっさい見た目のおっさんが女性蔑視発言をしながらポーカーをしている場所で、夫の代わりを務めた妻が颯爽と勝つシナリオが良い(詐欺だけど)。賭け金がなければ棄権するしかないというルールを逆手にとって、銀行の融資を使ってドンと5000ドル賭けるシーンは痺れた。手札を担保にするという見せ場も斬新。

ちょこちょこコミカルなシーンが入るのも秀逸で、みんなで一列になって銀行行くシーンはなんか笑えるし、最後ヘンリーが娘の結婚を勝手に破談にして婿の真の幸せを願うくだりも滑稽で良かった。

まさに「一本取られた!」って感じの名作。


以下、セリフメモ。


「今日は娘シーリーの結婚式だったんだ!式の真っ最中にベンが迎えにきたのさ」

「主人の後を受けて私がゲームを続けます」

「だから女は嫌いだ。女など追い出すべきだ」

「何を抵当にするつもりかね?」
「これです。めったにない良い役でしょう?」

「調子に乗ってなんと言った?"ポーカーの手札を抵当に"だぞ!」

「46年間、昔ながらの手堅い経営を続けてきた。その経験を基に諸君らに宣言しよう。今手にしているカードほど確実な抵当はあり得ない」

「ご婦人と当銀行はここで賭け金をレイズする。勝負を望むなら5千ドル用意したまえ」

「光栄でした。あなたは立派でした」

「ヘンリー。素晴らしい女性を何人知ってるかね?尊敬できる女性を。…オットーも」
「1人だ」

「お義父さん、なぜご厚意を?」
「真の伴侶を見つけろ。人生の苦難も幸福も分かち合える相手をな。行け!」

「酷い侮辱だわC・P!多少の芝居はゲームの駆け引きの範囲内よ。イカサマ扱いしないで」

「街の連中の霜焼けや腹痛を40年も治療してやった。ここらで休暇を取っても罰は当たるまい」
ヒデ

ヒデ