kazu1961

拾った女のkazu1961のレビュー・感想・評価

拾った女(1953年製作の映画)
4.2
▪️JPTitle :「拾った女」
ORTitle:「Pickpocket」
▪️First Release Year : 1953
▪️JP Release Date : 1953/08/23
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-301 再鑑賞
🕰Running Time : 80分
▪️Director : サミュエル・フラー
▪️Writer : サミュエル・フラー
▪️MusicD : リー・ハーライン
▪️Cast : リチャード・ウィドマーク、ジーン・ピータース、セルマ・リッター
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 402/1001
▪️Review
🖋80分でしっかり見どころいっぱい!!スリで始まってスリで終わる、とてもオシャレなスパイサスペンス作品です。

🖋冷戦初期の反共スパイ物の流行は本作から始まりました。機密情報を収めたマイクロフィルムを盗んでしまった1人のスリが、愛国心と金儲けの板挟みになり、1人の女と情報屋の女との関わりと出逢いで、人生の舵切りを転換しようとする、そんな作品です。ダイナミックなスタイルと、犯罪者の心理描写とリズムの良いテンポによって素晴らしい作品になっています。サミュエル・フラー監督は、創意に富んだスタイルを展開し、様々なシーン新鮮な発想の映像を盛り込んでいます。カギになる要素はクローズアップで描かれているんですね。

🖋俳優陣も素晴らしく、高飛車で皮肉屋のリチャード・ウィドマーク、心の広いあばずれ女のジーン・ピータース、物に動じない情報屋の女のセルマ・リッターは特に素晴らしいです。印象に残るのは銃を持ったカイリーが疲れ果てたそのリッターを消そうとするシーン、リッターの人生観をも含んだシーンは秀逸です。

😊物語は。。。
スリのスキップは、ニューヨークの地下鉄で、一人の女性の財布をスリとりました。ところがその中には、重要機密のマイクロフィルムが収められていたのです。スキップは次第に、当局と諜報組織のスパイ戦に巻き込まれていくのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「嵐を呼ぶ太鼓」のジュールス・シャーマーが製作した1953年度作品で、赤色スパイの暗躍を描く活劇メロドラマ。「生きるためのもの」のドワイト・テイラーが脚本を書き下ろし、「鬼軍曹ザック」のサミュエル・フラーが脚色・監督に起用されている。撮影は「わが心に歌えば」のジョー・マクドナルド、音楽はリー・ハーラインが作曲した。出演者は「人生模様」のリチャード・ウィドマークとジーン・ピータース、「わが心に歌えば」のセルマ・リッター、ミュジカルのマーヴィン・ヴァイ、ほかにリチャード・カイリーやウィリス・バウチイ、ミル・バーン・ストーンら。
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