これがピーター・グリーナウェイか!
かなり前『コックと泥棒、その妻と愛人』を観たときは驚いただけで終わったが、レトロスペクティブの特集上映を観たら、作風が一貫してる。80年代にこの境地に達してるのが凄い。
アリ・アスターやヨルゴス・ランティモスが影響されてたと公言してることに納得。構図や色彩ではウェス・アンダーソンあたりもそうだな。
3つの殺人事件の様式美が面白く、タイトルになっている通し番号のカウントをアクセントとするセンスも素晴らしい。
この調子で、あと3作品もあるのか。超楽しみ。
修正なしでは日本初公開だそうで、シネコンでは無理な尖った作品を上映してくれるミニシアタの存在に感謝。