ピーター・グリーナウェイ監督のカンヌ国際映画祭芸術貢献賞受賞作。
家の前で縄跳びをしながら百個の星を数える少女のプロローグ。
英国サフォーク州の水辺に暮らす3人の同じ名前のシシーという女性たち（61歳、娘34歳、孫19歳）が、次々に夫を溺死させ、その都度、知人の検視官マジェットに事故として扱ってもらうという奇妙な物語。
なぜかいつも近くにいる検視官マジェットはゲームとチョコレートプリン好きで、父に従順な息子のスマット君は異常なほど死に執着し、虫や動物の死骸を発見してはロケット花火を上げてる。
死のゲームカウントのように1〜100の数字が画面のあちこちに現れるのが面白いんですが、全部の数字は未確認です。笑
美しい情景・構図と死骸と全裸とちょいエロが、ピーター・グリーナウェイ監督のお得意なんですね。
70と71の番号のウェアを着たランナー2人や、走りながらリボンみたいのを投げてる男、縄跳び少女の家の2階の窓際にいるエロいお母さんなど、気になる存在も。笑
3人に最後までコントロールされちゃうマジェットって一体。。笑;
不思議な可笑しみ漂う読後感でした。
