YAZ

夜のYAZのレビュー・感想・評価

(1961年製作の映画)
3.8
ジャンヌ・モローの観る

ミケランジェロ・アントニオーニ
監督作はだいぶ前ですが1本観て
ピンと来ずだったので敬遠してま
したけど久しぶりに

夫はスランプな作家で妻は財産家
の娘。夫の友人で妻とも親しかった
トマソを病院に見舞った二人だがの話

鬱な妻と呑気な夫
パーティーやらで楽しむ夫。沈みがちな
妻は一人町をあてもなくフラフラ。
夫への愛情に疑問持つ妻ですが怒鳴り散
らしたりは全くしない熱いイタリアより
クールなフランスの感じでした

妻の鬱にトマソの影がチラホラしたりで
私の存在は?というその後にも多数作ら
れるテーマであるかも

それはそれとして二人(特に妻)のキャラ
設定が意識的かとても薄く監督も第三者
的で、ある状況な人を冷静に描写してる
こういう映画って案外と少なくこの時代
にはかなり進んでたのかもしれない。
ただ感情移入し難い所はあるかも

冷たいコンクリートと鬱な妻を並べた
静止画とモローの横顔のアップ
カメラ凄いかもと思うです
YAZ

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