恐怖城／ホワイト・ゾンビ／ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビのさーさんのレビュー・感想・評価

美しいがゆえに男達を狂わせてしまうマデリーン、そしてゾンビになっても翻弄されてしまう。
その美しさこそタイトルの“ホワイトゾンビ”なのなのだと感じました。

ゾンビ自体は決して恐怖の対象ではなく、どこか物悲しさすらあり、また死体というよりも仮死状態というゾンビの解釈も新鮮に感じましたし、ゾンビ作品の始祖がこんなにも素敵なゴシックホラーだった事に驚かされました。

“私、夢を見ていたみたい”

心に残る作品でした。