映画ファン

処女の泉の映画ファンのレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
4.2
敬虔なクリスチャンの娘カーリンが羊飼いと名乗る暴徒を助けてしまったばかりに無慈悲に犯され惨殺されたことを受け、怒りに狂った父親テーレの復讐を描いていく映画
犯行を石を投げて止められたのにカーリンへの嫉妬からそれをできなかった人間の弱さを描いていたり、復讐に駆られてしまったことを神に嘆くテーレの姿など次作「鏡の中にある如く」にも共通するキリスト教に対すベルイマンの痛烈な批判が描かれていたのも印象深い
映画ファン

映画ファン