伊達巻

輪舞の伊達巻のレビュー・感想・評価

輪舞(1950年製作の映画)
3.9
シュニッツラーの原作は授業でちょっと読んだ。どこにいたって男ってのが自分と自分との関係を正当化しようと必死でいてかなり哀れで、同時に切ない。「世界中で起こっている」恋とか愛とか、世界中の誰もがそれぞれ違ったことをしているようでみな同じことの繰り返し、なんて平凡、でもこれって人生、まわるまわるせかいはまわる、街すら俯瞰する壮大な非喜劇のなか、各々が燃える輪舞、刹那の花火、涙の湖。気持ち急いでみちゃったからまた落ち着いて見返す。綺麗な映画だった
伊達巻

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